いしでんたつそうち②
旦那さんの身体の状態は、
手や足にチカラは入らないので自分で腕や足を動かすことができません。
頭もあげたり左右に動かすことも出来ない状態でした。
希望は手の指先と目で追うことができました。
私は旦那さんに尋ねてみました。
「意思伝達装置」という装置の説明と
一緒に使ってみようか❓と。
準備は出来ているよと。
旦那さんは目を大きく開いてチカラ強く私をみました。
決まりだね❗
レンタルして・・・家に装置が届いて、説明書を何度も読んで使い方を覚えて
翌日私は病院にルンルン気分で持って行きました。これで旦那さんとコミニケーションがとれる。
私と旦那さんは使うのがとても楽しみで〜
きっと、姑さんや舅さんも凄く喜んでくれるはず(*´艸`*)
旦那さんに装置を見せて、動かせる部分を調べてみる。旦那さんが指先で押すボタンとタブレットの文字盤が連動しなければならない。
何度も何日も動かせる部分を調べる。
100円ショップに行ってあれこれと買ってみる。
押すボタンが上手くくっつかず苦戦。
そこで、意思伝達装置の会社に相談のメールを送ってみると返事がきて、なんと❗
松尾さんという方がわざわざ来て下さるというではありませんか。
何日か後に駅で松尾さんをお迎えして、途中で100円ショップに寄りいくつか必要な物を買い揃えて病院に向かいました。
旦那さんを見た松尾さんは涙ぐんでおられました。そして、「私がアドバイス出来ることがあれば協力させて頂くので一緒に頑張りましょう」と言ってくださりました。
その日のうちに松尾さんは帰られましたが
腰が低くてとても優しくどんな人に対しても平等に接してくれる素敵な人でした。
その時、松尾さんは私に「私がこちらに来たことは話さないで下さい。何故なら○○にも来て下さいとか他の方達にお願いされたりすると困りますから・・・。同じような状態で困っておられる全ての方にお会いするのは難しいので・・・」と仰られていて、当時は誰にも話していませんでした。
「意思伝達装置」は病室に置きっぱなしにしておくと盗まれることも考えて家族が管理して持ち帰ることになります。
松尾さんのアドバイスもあり、最初は
私が持ち込み帰りには持って帰りました。
話しが前後してしまいましたが
使い方がだいぶ工夫出来るようになってきましたし、姑さんと舅さんにも伝えることにしました。
私だけ使うのではなくてお世話する家族の
皆が賛成して、皆が使えるようにするのが「意思伝達装置」の条件です📝
長くなりますので
次に続きます📝
お忙しい方はゆっくりとお読みくださると嬉しいです。
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